これからは「個の時代」
ますます自分でビジネスをする人が増える中、お客様に選んでもらうために必要なことは「付加価値」を生むことなんだ!
どうしてあいつばかりお客さんに選ばれるのだろう?
絶対自分のほうがいい仕事するのに・・・悔しい!!
実は先日、フリーランスながら自分の腕一本で子供2人を育てつつ、家一軒を購入したウェブデザイナーの方にインタビューさせていただく機会がありました。
小中大。様々な企業がひしめく中、どこの企業も削りたいのは「広告宣伝費」「デザイン費」
そして個人でいくらでも安く請け負ってくれるデザイナーがたくさん。そのため、高額な料金をとっていた広告代理店やデザイン会社はどんどん淘汰されている現状。
ライバルが多い「デザイン業界」で生き残るためには、そして引っ張りだこになるために必要な仕事論を語っていただきました。そのなかで、特に印象に残ったお話をシェアしたいと思います。
フリーランス、個人事業主、経営者はもちろん。
営業マン、販売員など、お客様と接するお仕事をしている方はみんな意識すべき話でしょう!
時代をサヴァイブしていくには「付加価値」をいかに上手に生み出していけるか?
とにかくライバルが多いデザイン業界。
最近ではランサーズやココナラがオンラインマッチングサービス大きく成長しており、安く上質な仕事をするフリーランス、個人事業主が増えてきた。
そんな中でなぜ、インタビューを今回させていただいたデザイナーの方が
選ばれ続けることができ、仕事をドンドン受注できているのか?
Q:ほかのデザイナーより値段を下げている?
いやいや、そんなことはありません。
値段を下げ、価格競争に参加するようなことは一切していないんです。
Q:セルフブランディングに成功している?
拝見したところ、素晴らしいお仕事をこなされているので、お仕事面での信頼は相当高いんだな。という印象はあります。
しかし、自分の名前と顔を前面に出し、ブログやホームページ、SNSといったWEB上でのセルフブランディングを行っているわけでもありません。
答えはライバルたちが行っていない「プラスα」の「付加価値」を提供されていること
これは
ズドーーン!と心に響きました。
僕がインタビューさせていただいたデザイナーの方は、ほかのライバルデザイナーたちが行っていない「プラスα」のサービスもセットで提供する「付加価値」で、ライバルデザイナー達から頭一歩抜けた「選ばれ続ける受注」に成功されているとのことでした。
フリーランス大戦争時代に突入。過激化する戦争に勝利するには「付加価値」だ!
付加価値
付加価値(ふかかち)とは、ある「もの」が有している価値と、それを生み出す元となった「もの」の価値との差のことである。
一般的に、何らかの「もの」を使って新しい「もの」を生み出すと、元々の「もの」より高価値な「もの」となる。
このようにして高価値となることについて「価値が付加される」という意味合いで、「付加価値」と呼ばれる。
付加価値。ふかかち。fukakachi。。。
この「付加価値」というキーワードがインタビュー中にすんごく心に響きました。
どんな業界でもライバルは必ずいます。そんななか、会社に属さないフリーランス、ノマドワーカー、個人事業主がたくさん増えてくる業界って特にWEB関連の業界が多いと思うんです。
WEBデザイン、WEBサイト制作、WEBキャッチコピー、WEBライティング、WEBアプリ制作、WEBセルブランディングなどなど。。。
挙げたらキリがないくらいWEB関連の仕事が出てきますが、WEB関連の仕事って経費がほとんどかからない上に、少し勉強すればだれでもお仕事を受注することも生み出すこともでき、ほぼ自分1人で完結できてしまいます。もちろん僕もWEBで食っている人間の一人。
この状況って今後さらに加速拡大していくことは間違いないわけです。
ということは、ライバルが今こうしている間にも山ほど生まれていて、あぐらかいているとすぐに仕事がなくなってしまう、まさに「大戦争状態」。
もちろん僕もこの戦争の中に参加している戦士の一人。
そして今後よりひどい戦争になっていく。
うおー!俺は生き残ってやるぞこんちくしょーー!!
時代よライバルよ、かかってこいやぁぁぁああ!!!
。。。。
と、すこし大げさに書きましたがこれは事実だと思っていまして、
気軽に参入できるビジネス業界だからこそ、いかに同業者、ライバル達と差をつけた「付加価値」を生み出し提供できるか?がこれからのビジネス大戦争、勝利の「鍵」を握るでしょう。
いかにして付加価値を生み出せばいいのか?
要は「自分じゃないといけない明確かつ強い理由」を生み出すことです。
例えばインタビューさせていただいたデザイナーの方が行っていたのが、ランサーズなどでライバルが多いロゴ案件で選んでもらうためにつけた付加価値は
「私のロゴを選んでいただいた場合は、本来デザイン修正を行わないロゴ案件ですが、納得いくロゴができるまで一緒に作り上げます。何度でも修正依頼出してください。」
と付加価値をつけられていたそうです。
そうすると他のデザイナーのロゴがどんなに良くても、自分のところに仕事受注がきたそうです。これはすごい!!
こういった他でやっていない「サービス」を1つ加えることで、ライバルに勝利することができるわけですね。当たり前のことかもしれないけど、本当に勉強になるなぁ
さあ、考えよう!あなただけの付加価値をどのように生み出していくかを!
と、インタビューを通して刺激を受けたのでぶわーっと書き殴りましたが、僕自身が今までの仕事で付加価値を提供できているか?となると、答えは「半々」。
「おいおい、お前散々書いといて提供してねーのかよw」
ああ、言われそう。。。orz
というのも、僕自身今まで付加価値を生み出し提供しよう!と明確に意識していなかったので、振り返ると付加価値を生み出し提供できた仕事もありましたが、もっともっと付加価値をもっと生み出せたのではないかな?と思う仕事もたくさんあるから、半々と答えました。
ビジネススクールを運営したり講演会を行ったりしている立場なため「先生」と言われることが多く、
「俺が教えるからそれが価値だ!ドヤッ」
などと、確かにそれも付加価値かもしれませんが、自分の立場に正直「あぐらをかいていた」と思います。それじゃダメ!
立場に安心しあぐらをかいてしまう事によって、生み出す仕事が大したことない出来になり、結果クライアントが僕と仕事をする理由がなくなってきてしまう。
だから付加価値を生み出し、僕じゃないとダメなんだ!福田さんじゃないとダメなのよぉぉ!と言っていただける環境を常に作っておかなければいけない。それがフリーランス大戦争に生き残り、勝利する戦士になれるのだ、うん。
付加価値を上手に生み出し提供できれば、どこに行ってもお客様に選んでもらえる自分になれる
何度も書きましたが、これからの時代に必要なのは
「あなただからお願いしたい!とお客様に選ばれ続ける仕組みを作ること」だと思います。
値下げ?ブランディング?
もちろん、それもとっても大切なことだと思いますが、一番大切なのはいい仕事をして、さらにライバルが行っていない付加価値の提供でしょう。
ちなみに余談ですが、写真のおじさんは川下りで船に乗った時に案内してくれたおじさん。
このおじさんの付加価値は、90分の川下りで歴史や土地を案内するための豊富な知識。。。ではなく(それは仕事なんだから持っていて当たり前のこと!)
なにが付加価値だったかって「案内する土地ごとの唄を知っていて、それを上手に歌えること」が付加価値でした。
とにかく唄がうまい。聴き入っちゃうくらい。乗船されていたみなさん笑顔で手拍子されていました(1時間半の中であまりにも唄が多いので最後の方は手拍子がまばらでしたが笑)
これからは個の時代。
ライバルがいても全然関係ない「選んでもらえる自分」になるための付加価値提供、一緒に考えていきましょう。
大切なのでもう一度言いますが、「選ばれ続ける仕組み作り」が大事です。
そして付加価値ともう一つ大切なこと、それは夢中になれる仕事をすることだと思います。フリーランスや個人事業主の特権としては「自分がやりたい仕事をやれる環境」だと思います。
だからこそ、童心に返り夢中になって仕事をすることも、ライバルがいても全然関係ない「選んでもらえる自分」になるんだと思います。
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