TEDでマーク・ロンソンが語る「サンプリングにより音楽が変わった」話
今回初めてかもしれませんが、僕がもっとも好きな音楽がらみのお話。
好きなアーティスト「マーク・ロンソン」が、世界の叡智が講演をおこなう極上のカンファレンス「TED」に登壇し、そこでの講演内容が素晴らしかったので取り上げます。
TED出演のマーク・ロンソンとは?
1975年ロンドン生まれ、NY育ち。モデル、DJ、シンガーソングライター、音楽プロデューサー。
マーク・ロンソンは元々裕福な家庭に育ち、著名な女性と数々の浮名を流したイケメンで、2003年に発売した1stアルバム『Here Comes the Fuzz』でマーク・ロンソンは華々しい世界デビュー。
2008年のグラミー賞では「最優秀プロデューサー賞」をマーク・ロンソンは受賞し、現在ニューアルバム『アップタウン・スペシャル』からの先行シングル「アップタウン・ファンク feat. ブルーノ・マーズ」は全世界のチャートを席巻中
2015年早くも大ヒットグラミー候補!80’バリバリのマーク・ロンソン「Uptown Funk feat, Bruno Mars」
先日公開されたアルバムからジェームズ・ブラウンマナーよろしくファンク調なアップチューン第2弾シングル。マーク・ロンソン「Feel right Feat, Mystikal」
マーク・ロンソンがTEDで語ったサンプリングとは?
マーク・ロンソンがTEDでいう音楽のサンプリングとは、主にジャズやR&B、ファンクといったジャンルの音源から、「音」「声」を抜粋することを指します。で、そこにドラムやベースといった音源を加える事により「作曲」することを、サンプリングミュージックといいます。
まあ、このマーク・ロンソンがTED出演した動画を見ていただければ一目瞭然かと思います。
記事一番下にリンクを貼っておくので、この記事を読み終えてからマーク・ロンソンのTEDスピーチ動画を見ると、より理解が深まります。
TEDでマーク・ロンソンが語ったサンプリング論はまさに音楽愛
今はPCがあれば音楽を誰でも簡単に作れ、DJも特別な基礎土台がなくても誰でも簡単にデビューでき、マーク・ロンソンなどと肩を並べれる(実力知名度はさておいて)素晴らしい時代に突入しました。
マーク・ロンソンはちゃんと学んでますが、僕みたいな音楽理論や知識がない人間でもいっちょまえに「DJやってます」「楽曲制作してます、よかったら聴いて下さい」みたいな発言も出来る素晴らしい環境だと思います。
僕は学生時代からマーク・ロンソンがTEDで触っていたようなアナログレコードとターンテーブルを持ち、大人に紛れて学生時代は明け方まで毎週末クラブでDJをさせてもらっていました。
その時に教えてもらった言葉は「温故知新」
古きを温ね、新しきを知る。僕が学生時代、一番最初にかけていたクラブミュージックはマーク・ロンソンがTEDでかけていたようなHIPHOPやR&Bで、まさに70年代、80年代の音楽をサンプリングして作られている音楽でした。
クラブでガンガンかかっている音楽には、通称「元ネタ」と呼ばれる昔の音楽が隠されているなんて知ってからは、マーク・ロンソンと同じく昔のディスコやファンク、ジャズといったレコードを宝探しのように夢中になって調べたもんです。
昔の音楽を理解し歴史を知ることによって、見かたも接し方も変わり、音楽というものがとても興味深く面白い存在になっていきました。
Classic Hip Hop Jazz Sample Beat Making Video Old School 90s
最近流行のEDM(エレクトロダンスミュージック)や他のジャンルを聴いていて思いますが、「面倒な事はさておいて、かっこ良ければイイじゃん!どんつーどんつー」という考えのもと、マーク・ロンソンのようにちゃんと昔の音楽を愛し、調べているアーティストと、そうでないノリだけのアーティストとの2極化が楽曲を通して伝わってきます。
それがいい悪いとかじゃなくて、もちろん好みの問題なのですが、マーク・ロンソンの音楽には「音楽愛」「オールドスクールマナー」がしっかり楽曲から伝わってくるので、何度も安心して聴けるし、このマーク・ロンソンがTEDで語った内容を聞いて、よりマーク・ロンソンファンになりました。
っつかイケメンでオシャレでオタクって、最高だなおい!
自分がやりたいコトはしっかり学び、知ることが大切
もう15年以上使っているので汚れが目立つ。けどこれが僕とこいつの歴史
何でもそうだと思うのですが、誰でも自分がやりたい事、チャレンジしたい仕事ってあると思います。
それをチャレンジしながらでも、そのやりたいコトやチャレンジしていることの「背景」「歴史」「だれが作ったのか」「どうやって生まれたか」「ライバルはどこなんだろう?」といったことを学んで知っておくことってとっても大事だと思います。
自分が「夢中になって取り組んでいるコト」を生み出したのは誰のお陰で、どんな歴史があって、どう成長していったのか?
マーク・ロンソンもTEDで言っていましたが、ここを知ることによって、新しい道や自分が進むべき方向性がはっきりしてきますし、先駆者が成功した方法を真似ることによって、早い段階で結果を出すことが出来ます。そしてマーク・ロンソンのように、徐々にそこから自分オリジナルを混ぜていく。
マーク・ロンソンが音楽へ愛と敬意を払っているように、なんでもそうですが先駆者や歴史、教えてもらった人に愛と敬意を必ず払う。
敬意を払えない人間の発言行動は非常に薄っぺらく、またそのまわりにいる人間も薄っぺらい。
とくにマーク・ロンソンもそうですが、音楽ってとんでもないオタクやマニアが多いので、アルバム聴くだけでこういった「愛があるかどうか?」の背景がわかってしまうのもまた、面白いですよね。
僕もDJやっている関係で、仕事でもなんでも「背景」「歴史」を知ることから始める癖があって、そのおかげで今があると思ってます。
マーク・ロンソン「愛を持つコト」
マーク・ロンソンもTEDで言っていましたが「昔を知る」。表現を変えると「知りたくなる感情」ってそれだけ「愛」がある証拠だと思うんですよ。愛があるからその歴史や先駆者たちを知りたくなる。
マーク・ロンソンじゃありませんが、この「愛」って僕はすごく大切だと思います。
もしあなたが、なにか夢や目標にむかってチャレンジしていることがあるのであれば、「愛」を持って接するようにし、それと同時に少しづつでもいいので、しっかりその背景や歴史も一緒に学ぶようにすると新しい発見がありますよ☆
さーて、記事も書いたし曲作るか!
これがマーク・ロンソンのTEDスピーチ動画です。
ちょっと元動画の関係で貼り付けられないので飛んでください。
→Mark Ronson – How sampling transformed music 「サンプリングが音楽を変えた」
最後までお読みいただきありがとうございました。
まだまだ人生探検中!
COMMENT