毎日飲むコーヒーの歴史と代表的なコーヒー豆9種類を押さえておくだけで楽しみ方が変わる
毎日飲んでいる(方が多いであろう)コーヒー。
ブレンド、エメラルドマウンテン、グアテマラなどなど。。。
いろんな種類があるけれども、いまいちその種類と背景がわからない。
我が家は引越しとともにコーヒーメーカーを処分しまして、「ケメックス」でネルドリップ抽出のコーヒーを、自分たちで作ったオリジナルのコーヒーカップ(いびつで重い笑)楽しんでいます。
実は僕、つい数カ月までブラックコーヒーが飲めなかったのですが、自分でヤカンにお湯を沸かし、グルグル手で「わざわざ」ドリップすることによって、毎日飲むコーヒーの味や接し方が変わってきて、ブラックコーヒー大好き人間になりました!祝・大人!
毎日飲むコーヒー。
理解を深めることによって、より美味しく楽しく飲めると思います。
と、いうことなので改めて少し調べてみました!
歴史や種類を簡単に紹介しましたので、この記事を通して、普段飲んでるコーヒーの理解が深まれば幸いです!
コーヒーとは?コーヒーの歴史と日本の歴史
コーヒーとは、コーヒーノキの種子「コーヒー豆」を焙煎し、挽いた粉末をお湯やお水で抽出した飲み物です。現在全世界で栽培されているコーヒー豆の種類は200種類を越えると言われており(!)、その1つ1つのコーヒー豆によって味や特徴が違っており、違うテイストを体調や気分で楽しめるところも特徴の一つと言えるでしょう。
コーヒーの歴史
コーヒーがいつ始まったのか?という歴史は、実ははっきりしていないそうです。
様々な諸説があり紀元前からある説や、6世紀エチオピア起源「カルディ説」、アラビア起源「オマール説」がありますが、一応「カルディ説」「オマール説」をご紹介します。
6世紀 エチオピア起源「カルディ説」
エチオピアのアビシニア高原で「カルディ」というヤギ飼いの少年が、自分のヤギが元気いっぱいい興奮している様子に気がつきます。調べたところ、丘になった赤い木の実を食べたことが原因だと判明し、カルディ少年も食べてみたところ気分爽快!眠気も飛んでいってしまった。
そこからイスラム修道僧にもカルディが紹介し、修道僧たちが徹夜で行う祈りの時間に値味を食べ始めたのがコーヒーのはじまりと言われています。
13世紀 アラビア起源「オマール説」
イエメン、モカにいたイスラム教の聖職者「シーク・オマール」が、王女に恋心を抱いた不祥事により国を追放され、たどり着いた山が「オーザブ山」。
山中で食料が思うように確保できず苦しんでいたところ、1羽の小鳥が赤い木の実を食べているのを見て自分も食べたところ、壮快感を得ることができ、元気が回復しました。
その後、医者でもあったオマールは、自分が食べた赤い木の実を煮汁にし、薬として患者に与え病気を治しました。その実績と功績が認められ、オマールは追放された国に戻ることができ「聖人」として讃えられ、コーヒーが薬として広まっていったのがはじまりと言われております。
日本のコーヒーの歴史
18世紀の江戸時代の鎖国政策時、長崎にオランダ人が持ち込んだのがきっかけと言われています。当時は日本人の舌にコーヒーの味がなかなか受け入れられず、伝来に非常に時間がかかったそうです。
1856年に正式にコーヒーの輸入が開始され、1888年に上野に開かれた可否茶館(かひいちゃかん)が本格的なコーヒー茶館としてスタートしたのをキッカケに、日本中に広まっていきました。
コーヒーの成分と効能
コーヒーには主に、多糖類、脂質、アミノ酸、タンパク質、ポリフェノール、カフェイン、トリゴネン、水分、褐色色素(焙煎豆のみ)の成分が入っているそうです。
こんなにある!コーヒーの効果
カフェインが含まれているので、
・眠気を覚ます
・集中力アップ
・解熱鎮痛作用
・利尿作用
・自律神経の運動促進
がコーヒーを飲むことによって期待できる効果があり、ポリフェノールも含まれているので、
・糖尿病防止
・肝ガン、 肝硬変などの肝疾患の防止
・生活習慣病発症の妨げ
・疲労回復
・口臭抑制作用
が期待できます。
飲みすぎ注意なコーヒー
適切な摂取量は1日2、3杯までが理想とされています。それ以上ですとカフェインの過剰摂取につながってしまい、悪影響を及ぼしてしまいます。
過剰摂取による体への悪影響は
・落ち着きがなくなってしまう
・夜眠れなくなる
・トイレが近くなる
・内臓が不調を起こす
・動機や不整脈が起こりやすくなる
・頭が回らなくなる
と言われていますので、依存症も高いと言われているコーヒーはほどほどに押さえておくことが大切です。
代表的な豆を押さえておこう!世界を代表する9種のコーヒー豆
たくさんあるコーヒー豆の種類。たっくさんあって何飲んだらいいか全然わからないですよね笑。僕も飲んだことない種類がたくさんあるので、体調や気分にあったコーヒー豆を選んで楽しむのが一番でしょう!
代表1・コーヒーの王様「ブルーマウンテン(ジャマイカ)」
「美しく輝く神秘的な山」という意味を持つ「ブルーマウンテン」
ジャマイカの中でも800m〜1200mの限られた地域でのみ、栽培される希少性の高い最高級コーヒーブランドが「ブルーマウンテン」で、別名「コーヒーの王様」
苦味と甘み、酸味とコク、そして香りのバランスが取れており、柔らかな口当たりと喉ごしから、日本人に好まれるコーヒー豆として有名で、「ブルーマウンテン」の95%は日本向けの輸出を占めているそうです。
代表2・ホワイトハウスで飲まれる高級コーヒー「コナ(ハワイ)」
「コナ」はアメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島西岸のコナコーストで栽培されている100年以上の歴史と伝統を持つコーヒーブランドの総称を指します。
火山が作る土壌から世界有数のコーヒー栽培に適した自然環境なため、ハワイ州政府が厳しい管理の下、手作り栽培がされており、高い品質と希少価値から「トップクラスの高級コーヒー」としてホワイトハウスでも愛用。
香り豊かでまろやかな口当たり、すっきりとした後味が特徴。
代表3・野生味あふれる味「キリマンジャロ/タンザニア」
「アフリカ大陸の屋根」と言われているアフリカ大陸最高峰の山「キリマンジャロ」のふもと町が栽培地でして、標高1500m〜2500m付近で栽培されています。豊富な降水量の高地で栽培される最高品質のコーヒーブランドとして君臨。
大粒で緑灰色が特徴。酸味と苦味のバランスが取れており、甘いコクと上品な香りに優れ、雑味の無い後味で飲みやすいナチュラルなテイストです。
代表4・日本で大人気の古株ブランド「モカ(イエメン、エチオピア)」
「モカ」はヨーロッパ諸国を中心とした場所に輸出していたイエメンの港町の名前から名付けられ、イエメン産は「モカ・マタリ」、エチオピア産じゃ「モカ・シダモ」「モカ・ハラー」「モカ・ディマ」といった収穫地で名前がつくことがおおい。
独特の強い酸味と、モカ特有のフルーティーな香りが特徴で、甘みとコクを楽しむことができるコーヒー豆です。モカは日本でも音楽として何曲か残されているくらい愛されています。
西田佐知子/コーヒールンバ(有名なモカ賛歌。歌でも聴きながら読んでください。コーヒー、ルンバ♪※歌詞に出てくるのはモカ・マタリ)
代表5・メキシコが生んだ力強いコク「グアテマラ(メキシコ、ホンジュラス)」
メキシコのホンジュラスを原産地とする「グアテマラ」
山から吹いてくる冷たい風と谷からの暖かな風が合わさった、適温が保たれる気候で栽培されるグアテマラは高品質を保っており、最高級グレードの豆は標高1350m以上と決められております。
味は酸味が少し強く、力強いコクと苦味とのバランスが絶妙なコーヒーで、飲むときはコクと甘い香りを楽しめるストレートでぜひ!
代表6・世界一の生産量と輸出量の「ブラジル(ブラジル)」
コーヒー発祥の地「エチオピア」から苗木が渡った1727年からたった100年で世界最大のコーヒー生産大国に上り詰めたブラジル。
柔らかな酸味、程よい苦味、すっきりとした後味とバランスが取れたコーヒー豆で、日本でもっとも流通しているコーヒー豆なため、よくブレンド豆として使用されることがおおい。
代表7・コーヒーの宝石「エメラルドマウンテン(コロンビア)」
コーヒー大国と知られるコロンビアを横断する「アンデス山脈」のふもと1700m以上の地帯で育てられている「エメラルドマウンテン」
栽培地は急斜面に面しているため機械のアクセスが不可能で、栽培から収穫までカフェテロ(ノーヒー栽培をする農民)の方々の手作業により栽培されています。
甘い香りとコクが特徴で、酸味と甘みが調和された人気の高いコーヒーです。
代表8・インドネシアのコーヒーの先祖「マンデリン(インドネシア)
1696年にオランダ軍の司令官が当時オランダ領だった東インドネシア諸島のインドネシア、ジャワ島にコーヒーの苗木を持ち込んだのが始まりで、洪水、地震と何度かダメになったもののチャレンジを続けたことにより無事に栽培に成功、インドネシアのコーヒーの先祖になったそうです。
クリアな苦味と豊なコクを堪能でき、個性的なテイストからカフェオレにも向いていると言われ、ブルーマウンテンが登場するまでは世界一のコーヒーと言われていたそうです。
代表9・プログラム言語「java」の語源「ジャワ(インドネシア)」
マンデリン同様、インドネシアのジャワ島で栽培されているコーヒー豆で、1830年に東インドに導入されたオランダからの「強制栽培期」以降に本格的な栽培が始まりました。
高い香りとすっきりとした味で飲みやすいのが特徴。
プログラム言語として有名な「JAVA」の語源とされている愛されるコーヒーです。
毎日触れるからこそ背景を知っておく。これってとっても大切なコト。
以上9つが世界を代表するコーヒー豆なのですが、実はもっともっとたくさんありまして、「え?この豆出てないの?なんでー!」ってのもあると思いますが、あくまでも代表格のご紹介というコトでご理解いただければ幸いです。
コーヒーは僕も妻も昔から好きで、最近でこそ一週間の中でコーヒーを飲む回数を決めて飲んでいますが、ずっと愛飲している飲み物です。
コーヒーに限らず、日々僕たちが使っている日用品や食べている食べ物など、歴史や背景を知っておくと、より楽しく接するコトができます。
僕たちはコーヒーが好きだからこそ、コーヒーメーカーで淹れるのを止め、ハンドドリップでコーヒーをつくり、自宅でじっくりその1杯を楽しんでいます。
この記事ではざっくりとした歴史や背景しか紹介していませんので、もっと詳しく知りたい人は書籍も多く出回っていますし、ネット上でも情報がたくさん載ってますのでぜひ。
この記事の続編はコーヒーの淹れ方の種類、我が家で使用している「ケメックス(CHEMEX)」をご紹介しています。
僕は「ケメックス」でドリップ。コーヒーの淹れ方代表8種/福田基広のデュアルライフ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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